2012年11月14日
捻挫だと思っていたら骨折してました
今年の4月から7月にかけてフランスとスペインを歩いたサンティアゴ巡礼ですが、その終盤にヴィジャフランカという町の宿で足をケガしました。私はてっきり捻挫だと思い、痛いながらもそのままサンティアゴまで歩き通しました。
それから4ヶ月以上たった今でも痛みがまだ残っており(捻挫なら2ヶ月で完治するとの事です)、今更ながら病院に行って診てもらいました。その結果、なんと骨折している事が判明。しかも悪い事に、偽関節という骨折がくっつかないままに固定化されてしまった状態になっていました。これは骨折した際に安静にしていない場合になるそうで(まぁ、骨折した状態で長距離歩いたので)、治すには手術が必要との事。
その手術も骨折した部分の骨を削り、腰の骨盤から骨を取って移植するという結構大がかりなもの。入院期間も最短で2週間、長引けば1ヶ月半になるとの事で、かなり参っています。酔っ払って階段から落ちた挙句、誤った自己判断で巡礼を続けたその報いとはいえ、いやはや、大変な事になりました。
現在は日常生活にさほど支障がない程度の痛みではあるのですが、先日の黒部のように長距離歩くには負担が大きいですし、年を取ってから悪化して歩けなくなったりしてしまったらコトなので、手術を受ける事にしました。その日程は、10月29日に入院して翌日の30日に手術、それからしばらく病院生活が始まります。年が明けるまでに退院できると良いのですが……。
入院中はネットが使えないと思いますので、申し訳ありませんがその間は閑古鳥旅行社の更新、及びustream配信はできなくなります。ご了承ください。なお、巡礼中に骨折したその経緯につきましては、先日のustreamで報告させていただきました。私の愚行について興味がありましたらご覧いただければと思います。
Video streaming by Ustream
なお、次回のustream配信ですが、入院前の11月23日21:00〜に行う予定です。下記番組ページの右側にある「過去のライブ」では、これまでに配信した放送をご覧頂く事もできます。どうぞよろしくお願いします。
http://www.ustream.tv/channel/kankodori
2011年12月15日
5年越しのフルーチェ自作
私がまだデイリーポータルZのライターになる以前の5年前、ブログに「フルーチェを自作したい」という記事を書きました。まぁ、その時は失敗に終わったのですが、お読み頂いた方々からたくさんのコメントをお寄せ頂き、フルーチェの自作に興味をお持ちの方は結構いるのだなぁ、と思った次第です。
私自身、この記事を書いた頃から、やっぱりちゃんとしたフルーチェの自作をやりたいなと思っていまして、そこで先週、ついに5年の歳月を越え、フルーチェの自作リベンジに踏み切りました。その模様はデイリーポータルZに「フルーチェ20種類を自作した」として書きましたので、まずはそちらをお読み頂ければと思います。

バナナや柿のペクチンを利用する方法も試しましたが、結局は精製されたLMペクチンパウダーに頼ってしまいました。バナナや柿を使うとなると、どうしてもそれぞれの味が残って自由にフレーバーを作れませんし、あとペクチンの量の調節が非常に難しいんですよ。

記事ではフレッシュフルーツを中心に、20種類のフレーバーを試してみたのですが、これがどれもこれもうまいんですよ。全くもってハズレが無いのです。まぁ、牛乳に合わない果物なんてそうありませんし、当たり前と言っちゃえば当たり前なんですけどね。

その中でも特に最高だったのがチョコレート。これ、ホント凄いですよ。フルーチェの食感とチョコレートの風味が素晴らしく合います。クリスマスはケーキよりこっちを食べるべきです。そのくらい、うまいのです。
あ、そうだ、全部うまいうまいと言ってますが、唯一、ダメだったものがあります。それがコーラ。クリスマスっぽいっかなと思い付きで試してみたのですが、これが全くもって固まらないし、見た目も良くないし、味もまずいわで散々でした。液体を混ぜるのはやめた方が良いです。

ちなみに、今回フルーチェを作って食べるのに、全部で3日かかりました。これまで、お菓子の食べ比べ記事は三回書いていますが(アメ噛みレビュー40、理想のラッシー、土佐名物、芋けんぴ食べ比べ)、今回が一番大変でしたね。
単純に数えても、製品のフルーチェ、バナナプリン、柿プリン、それとオリジナルフルーチェ20杯食べた事になりますし、他にもペクチンの適量を調べる実験を結構やってますし、あとオリジナルフルーチェも何度か失敗し、作り直したりしているんですよ。
結局、牛乳は4リットル使いましたし、摂取した砂糖の量を考えると……怖い、怖い。
2011年11月19日
石垣島ぐるり一周、原付の旅
11月4日から14日まで、八重山諸島に行ってきました。石垣島を拠点として、島内やら離島やらを周ったのですが、離島についてはデイリーポータルZに記事にしましたので(八重山離島巡り)そちらをご覧頂くとして、このブログでは石垣島について書いてみようかな、と。
今回の八重山旅行は曇りや雨の日が多く、天気が良かったのは2日目の竹富島と、3日目の波照間島の午前中くらいでした。この時期の八重山は、天気の良い日があまり多くないのでしょうかね。私が旅行した前の週も、ずっと曇りだったようですし。

とりあえず、雨が少なそうな日を狙って、原付で石垣島を周ってみたりもしました。最初に原付を借りた日は、曇りの予報だったにも関わらず土砂降りの雨に見舞われてしまい、雨宿りの時間が長く結局島を半周して終わってしまいましたが。
とはいえ、その分、各スポットでの滞在時間は長かったワケで、割とのんびり楽しむ事ができましたよ。伝統建築とか、マングローブとか。

最終日前日になり、ようやく雨が落ち着きそうだったので、この日も原付を借りて残りの島半周&沖縄最高峰である於茂登岳(おもとだけ)登山。
この日は奇跡的に晴れ間があって、美しい川平湾(かびらわん)の光景を見れたりなんかしました。これが、ホントため息出るくらいに美しい入り江でした。さすが、石垣島一の景勝地なだけあります。

その後は、島の北東端の岬を目指して原付を走らせました。
離島というと小さいようなイメージがありますが、石垣島は相当に大きく、北東端に行くのにも結構な時間がかかりました。岬の先端に着いた頃は4時くらいで、6時半にはバイクを返さなければならないので、かなりあせりましたよ。結局、ギリギリで返却する事ができましたが。

しかし、八重山は本当にのんびりするに良い所ですね。本当は石垣島だけではなく西表島にも行きたかったのですが、まぁ、それは次回。天気が良い日が続く季節に行きたいと思います。
晴れた日に丸一日、何も考えずビーチでのんびり、とかしたいものです。