2009年05月10日

旅行:滋賀県長浜市、湖北町


場所:滋賀県長浜市、湖北町
期間:2009年05月10日(日)


先週の予告通り、今週も滋賀県。湖北の方に行ってきました。



竹生島

古くより神の島として信仰の対象だった、琵琶湖北部の小島。島全体が国の史跡および名勝に指定されていて、島には宝厳寺唐門、都久夫須麻神社本殿といった二つの国宝建築をはじめ、文化財も結構ある。

島へは長浜、今津の港から定期船が出ており(あと彦根とかからも出ているらしい)、今回は長浜からアクセス。しかし、ちょうど60年に一度公開の千手千眼観世音菩薩が開帳されており、またゴールデンウィーク最終日ということもあってか参拝客が異常に多かったですな。しかしこの観音様、60年に一度の公開とは言うものの、前回の公開は平成12年、その前が昭和53年と、結構公開しているみたい。

島で行動できる範囲は意外に狭く、意外にもこぢんまりとした感じでした。今でこそコンクリートの桟橋が作られ誰でも入ることができるけど、昔は小船で乗りつけるような、訪れる人も少ない聖地だったんだろうなぁと思います。自分も含めて、観光客がドカドカ入って良い場所なのか。聖地のあり方を考えさせられる島でした。

長浜の町並み

長浜の町並みは、観光化された町並みとして良くも悪くも有名ですが、どんなものかと思って電車の乗り継ぎ時間を利用して見に行きました。

町並みの中心部は、なるほど、確かに商家をガラス張りなど大々的に改装して土産物屋にしていたりと、ちょっと昔のままに町並みを残すといった重伝建などの保存とは異なる町並みになっていますな。結構な規模の町並みが残っていながら、重伝建に選定されない(そもそも重伝建になりたくない?)理由が分かります。

ただ、古い建物を時代のニーズに合わせて改装していくのは伝統建築が未来に残っていく一つの手段であるような気がしますし、柱や梁二階部分や屋根の意匠など、基本的な部分が残っていれば、まぁ良いのかな、とも思います。

しかしながら、中心部以外は割と落ち着いた昔ながらの町並みも残っていますし、町並みとして楽しめる部分も多いですよ。今回は時間があまりなくて駆け足見学となってしまいましたが、次来るときはゆっくり見てみたいですな。観光客の少ない朝とかに。

小谷城

長浜駅から電車で二駅の河毛駅で下り、駅前でレンタサイクルを借りて10数分。田園地帯の中にある小谷山とそこから伸びる二本の尾根、そしてその尾根の間の清水谷から成る巨大な山城です。

平地の清水谷は平常時の居館などがあった場所で、今は小さな資料館がぽつんとあります。本丸など主要郭は東側の尾根の中腹にあり、車でなければ麓からてくてく歩いて登っていくことになるのですが、この山道が結構急で大変。ひぃひぃ言いながら一時間弱、登ってようやく本丸に到着。

この城は尾根に沿って段上に整備された郭が見所。いかに地形をうまく使って城を築いたのかが良く分かります。本丸付近以外にも、小谷山山頂(大嶽)などにも郭がありますが、時間と体力が付いていかなかったので今回はパスしました。

二週連続で琵琶湖東部に行きましたが、多分来週もまた琵琶湖東部。今度は彦根のあたりを少しばかり、うろうろしたいと思います。


posted by きむら at 23:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行
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