2018年06月18日

史跡等の指定等について


 2018年6月15日(金)に開催された文化審議会で「史跡等の指定等について」の答申がありました(→文化庁サイト)。内容は以下の通りです。

【史跡】
・長者山官衙遺跡及び常陸国海道跡
・簗瀬二子塚古墳
・新津油田金津鉱場跡
・宇治古墳群
・板東俘虜収容所跡
・朝倉須恵器窯跡 小隈窯跡 山隈窯跡
・筑豊炭田遺跡群 三井田川鉱業所伊田坑跡 目尾炭坑跡 旧筑豊石炭鉱業組合直方会議所及び救護練習所模擬坑道
・下藤キリシタン墓地
・弁之御嶽

【名勝】
・白山公園
・宇治山
・中山仙境(夷谷)
・文殊耶馬

【天然記念物】
・養老川流域田淵の地磁気逆転地層

【登録記念物】
・絲原氏庭園

【重要文化的景観】
・伊庭内湖の農村景観
・北大東島の燐鉱山由来の文化的景観

 個人的に気になるのは「新津油田金津鉱場跡」。鉱山跡や炭鉱跡の史跡は多々ありますが、石油の油田跡は初めてですね。明治初期から平成8年(1996年)まで稼働していたとのことで、国内にも商用油田があることに驚きました。

 「板東俘虜収容所跡」は四国遍路の第一番札所である霊山寺の近くにあり、現在は公園となっています。立派な東屋があり、四国遍路の初日に野宿した思い出の場所です。収容所跡としての痕跡は地上部分にはあまりなかったように思いますが、今後は史跡公園として整備されたりするのでしょうか。

 遍路といえば、今回の答申で史跡「伊予遍路道」の追加指定もありました。高知県の宿毛から愛媛県最初の札所である観自在寺へと至る「松尾峠」のうち、県境から愛媛県側約1.5kmの範囲が「観自在道」として追加指定です。高知県側も測量等は同時にやってるでしょうし、近いうちに史跡「土佐遍路道」に追加されるのでしょう。

 「チバニアン」で話題になった「養老川流域田淵の地磁気逆転地層」が天然記念物指定。地質には詳しくないのであまり良く分かってはいませんが、国際的な地質時代の名になるくらいなのだから貴重なものなのでしょう。

 重要文化的景観では沖縄初の「北大東島の燐鉱山由来の文化的景観」が選定されました。北大東島の燐鉱山が史跡に指定された時に、重要文化的景観も目指していると知ったのでそのうち来るとは思ってましたが、いやー、きちゃいましたか。沖縄の東の果て、北大東島まで行かねばならぬ理由ができてしまいました。……とりあえず旅費溜めますか。

posted by きむら at 13:55 | Comment(0) | TrackBack(0) | 文化財
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