2018年01月22日

重要無形民俗文化財の指定等


1月19日(金)に開催された文化審議会で「重要無形民俗文化財の指定等」の答申がありました(→文化庁サイト)。内容は以下の通りです。

【重要無形民俗文化財の指定】
・松前神楽(北海道函館市ほか)
・秩父吉田の龍勢(埼玉県秩父市)
・村上祭の屋台行事(新潟県村上市)
・浦佐毘沙門堂の裸押合(新潟県南魚沼市)
・輪島の海女漁の技術(石川県輪島市)
・勝手神社の神事踊(三重県伊賀市)

【登録有形民俗文化財の登録】
・箱根細工の製作用具及び製品(神奈川県足柄下郡箱根町)
・琵琶湖の漁撈用具及び船大工用具(滋賀県)

【記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財の選択】
・霞ケ浦の帆引網漁の技術(茨城県土浦市ほか)
・尾山の七夕流し(富山県黒部市)
・中陣のニブ流し(富山県黒部市)
・四国山地の発酵茶製造技術(四国地方)
・久礼八幡宮の御神穀祭(高知県高岡郡中土佐町)
・吉井のシシウチ行事(長崎県佐世保市)
・種子島の盆踊(鹿児島県西之表市、熊毛郡南種子町)

「秩父吉田の龍勢」は、五穀豊穣や天下泰平を祈願して打ち上げる煙火で、いわばデカいロケット花火。かなり前ですが、デイリーポータルZでも編集長の林さんが取り上げています(参考記事→「さいたまロケット祭り&ドラゴン祭り」)。

秩父といえば、遥か昔に海の底だったこともあり、地質が面白ことでも有名です。「長瀞の岩畳」や「取方の大露頭」など6つの露頭と9件の化石標本が天然記念物に指定されています。広範囲なので公共交通で周るのは難しいですが、いつかバイクで行ってみようと思っています。

「輪島の海女漁の技術」は、「鳥羽・志摩の海女漁の技術」に続き2例目の海女漁の無形文化財指定です。日本の海女漁の技術をユネスコの世界無形文化遺産に推薦する動きがあるようですし、それを目指しての文化財指定ってな感じでしょうか。

個人的に気になるのは「四国山地の発酵茶製造技術」。緑茶は茶葉を発酵させないお茶ですが、ウーロン茶や紅茶のように茶葉を発酵させるお茶も日本にあったのですね。特に石鎚黒茶はカビを付けるとのことで、独特の香りと酸味があるらしいですが、味の想像がつきません。

さて、次回の文化財指定はおそらく3月下旬(23日(金)かな?)、国宝・重要文化財の指定(美術工芸品)と登録有形文化財(建造物)です。楽しみですね。


posted by きむら at 16:28 | Comment(0) | TrackBack(0) | 文化財