2018年01月31日

「人と国土21」に記事を寄稿しました


1月15日に発行されました「人と国土21」2018年1月号(第43巻5号)の「道だより」というコーナーに、宇津ノ谷峠についてのエッセイを寄稿しました。宇津ノ谷峠に残る道についての解説および訪問記というような内容です。

「人と国土21」は国や地方公共団体の職員の方々、および各界のオピニオンリーダー層の読者を持つ国土行政に関する機関誌です。もし国土行政に関わる方がおられましたら、ぜひともご一読くだされば幸いです。



「人と国土21」2018年1月号(第43巻5号)の公式サイトはこちら


posted by きむら at 17:47 | Comment(0) | TrackBack(0) | 寄稿

2018年01月22日

重要無形民俗文化財の指定等


1月19日(金)に開催された文化審議会で「重要無形民俗文化財の指定等」の答申がありました(→文化庁サイト)。内容は以下の通りです。

【重要無形民俗文化財の指定】
・松前神楽(北海道函館市ほか)
・秩父吉田の龍勢(埼玉県秩父市)
・村上祭の屋台行事(新潟県村上市)
・浦佐毘沙門堂の裸押合(新潟県南魚沼市)
・輪島の海女漁の技術(石川県輪島市)
・勝手神社の神事踊(三重県伊賀市)

【登録有形民俗文化財の登録】
・箱根細工の製作用具及び製品(神奈川県足柄下郡箱根町)
・琵琶湖の漁撈用具及び船大工用具(滋賀県)

【記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財の選択】
・霞ケ浦の帆引網漁の技術(茨城県土浦市ほか)
・尾山の七夕流し(富山県黒部市)
・中陣のニブ流し(富山県黒部市)
・四国山地の発酵茶製造技術(四国地方)
・久礼八幡宮の御神穀祭(高知県高岡郡中土佐町)
・吉井のシシウチ行事(長崎県佐世保市)
・種子島の盆踊(鹿児島県西之表市、熊毛郡南種子町)

「秩父吉田の龍勢」は、五穀豊穣や天下泰平を祈願して打ち上げる煙火で、いわばデカいロケット花火。かなり前ですが、デイリーポータルZでも編集長の林さんが取り上げています(参考記事→「さいたまロケット祭り&ドラゴン祭り」)。

秩父といえば、遥か昔に海の底だったこともあり、地質が面白ことでも有名です。「長瀞の岩畳」や「取方の大露頭」など6つの露頭と9件の化石標本が天然記念物に指定されています。広範囲なので公共交通で周るのは難しいですが、いつかバイクで行ってみようと思っています。

「輪島の海女漁の技術」は、「鳥羽・志摩の海女漁の技術」に続き2例目の海女漁の無形文化財指定です。日本の海女漁の技術をユネスコの世界無形文化遺産に推薦する動きがあるようですし、それを目指しての文化財指定ってな感じでしょうか。

個人的に気になるのは「四国山地の発酵茶製造技術」。緑茶は茶葉を発酵させないお茶ですが、ウーロン茶や紅茶のように茶葉を発酵させるお茶も日本にあったのですね。特に石鎚黒茶はカビを付けるとのことで、独特の香りと酸味があるらしいですが、味の想像がつきません。

さて、次回の文化財指定はおそらく3月下旬(23日(金)かな?)、国宝・重要文化財の指定(美術工芸品)と登録有形文化財(建造物)です。楽しみですね。


posted by きむら at 16:28 | Comment(0) | TrackBack(0) | 文化財

2018年01月11日

DPZに琵琶湖疏水船下りの記事を寄稿しました


 この春から琵琶湖疏水の船下り事業が本格的に始まります。それに先立ち、11月に新船完成を記念しての試乗会が行われたのですが、幸いにも参加することができましたのでレポート記事をデイリーポータルZに寄稿しました。

琵琶湖疏水の船下り試乗会に参加した

 せっかく京都に行くのだから琵琶湖疏水以外のスポットも周りたいと思い、二日の旅程で京都周辺をうろうろしてきました。初日のメインはもちろん試乗会。大津に昼の12時ぐらいに集合だったので、午前中は大津にほど近い坂本の町を歩いてきました。



 坂本は比叡山延暦寺の里坊(隠居した僧侶の住居)で、現在も数多くの寺院や庭園が密集しており、国の重要伝統的建造物群保存地区(以下重伝建)に選定されています。路地に沿って穴太衆(築城で活躍した石工集団)による石積みが連なっており、実に独特な雰囲気の町です。



 坂本には延暦寺と共に発展してきた日吉大社が鎮座しています。ちょうど紅葉の時期ということもあり、その境内は実に良い感じに色付いていました。日吉大社の裏手に聳える八王子山にも登頂。琵琶湖が一望のもとで、実に素晴らしい景色を堪能することができました。



 昼からはいよいよ琵琶湖疏水の船下り試乗会。詳しくはDPZの記事をご覧いただいたいと思いますが、これがもうとにかくエキサイティング。第一トンネル内の扁額や竪坑などなど、他ではできない体験が盛りだくさんでした。疏水沿いの紅葉も良かったですが、桜の季節はもっと凄いのではないかと思います。2月から予約開始とのことですが、桜の時期を狙うには速攻で予約しないとすぐに埋まってしまいそうですね。



 試乗会が終わったら京都駅から特急で天橋立に移動。天橋立を横断して府中地区にあるユースホステルに泊まりました。で、二日目の午前中は天橋立を散策。写真は天橋立を眺めるスポットとして有名な松傘公園からの眺め……ではなく、より西側の成相寺旧参道から撮ったものです。昔は多くの参拝者がこの景色を見ていたのでしょうが、現在ここから天橋立を見る人はあまり多くはないのでしょうね。



 天橋立により外海から切り離された阿蘇海の北側に位置する溝尻集落では、海に面して舟屋や桟橋が連なります。舟屋といえば、天橋立の少し北に位置する伊根浦の方が規模が大きく、そちらは重伝建に選定されていますが、こちらの溝尻は「宮津天橋立の文化的景観」の一部として国の重要文化的景観の構成要素となっています。



 二日目の午後は鉄道とバスを乗り継ぎ、但馬は養父市の大屋町大杉集落を訪れました。江戸時代後期から昭和前期にかけて築かれた大型の養蚕住宅が密集しており、去年重伝建に選定されました。谷間の付け根に位置する小さな集落ですが、ひとつひとつの家の質は高く、町並みとしてもユニークです。

 という感じで、琵琶湖疏水の船下りを中心に二日間楽しんできました。坂本や天橋立は二度目の訪問ですが、以前の時は見てなかった場所も周ることができ、新たな発見ができたと思います。


posted by きむら at 15:17 | Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行