2015年01月25日

浦賀の「中村三郎助まつり」に行ってきました、が……


毎年恒例、浦賀造船所跡で行われる「中島三郎助まつり」に行ってきました。……が、今年は少々残念なことが。

「中島三郎助って誰?」「どういう祭り?」という方は、去年この祭りの様子をデイリーポータルZの記事にしましたので、詳しくはこちらをご覧ください→「廃造船所で行われる、まつり

浦賀造船所には明治30年に築造された世界的にも貴重な煉瓦ドック(通称浦賀ドック)が残っています。「中島三郎助まつり」は浦賀造船所が開放される日であり、間近で浦賀ドックを見学できる大変ありがたいイベント、でした。


「中島三郎助まつり」の会場は機関工場

昭和初期に建てられた工場で、平成15年まで現役でした

機関工場に入ることができるだけでもありがたいイベントではあるのですが、やはり浦賀といえば浦賀ドック。煉瓦の赤と石の白のコントラストが美しい、あの壮大で麗美な構造物を間近で見たい。

会場に着くなり足早にドックへと向かったのですが、ドックの手前でロープが張られ、通せんぼ。なんと、今年はドック界隈の立入禁止とのこと。がーんですよ。まさに、がーん。私の去年の記事を見て今年行かれた方、本当に本当に本当に本当に申し訳ありませんでした。

去年までは立入禁止なんてことはなかっただけに(2007年の時なんかは、ガイドツアーでドック下まで下りることもできた)、なんで今年になって立入禁止にしたんだろう。ドック見学を目的に来る人も多かったと思うのに……。

考えられるのは安全確保の為、あるいはこのお祭りがドック見学会になることを避けようとしたのでしょうか。でも、それならそれで「ドック、見られません」とチラシなりサイトなりに明記して頂きたかった。

横須賀観光情報サイトにも開催場所として「旧浦賀ドック」とあるし、例年通りドックの見学ができると思っちゃいますよね。


しょうがないので、外壁越しにドックを見る

相変わらず、美しいドックである

ちなみに、外壁もドックと同じフランス積みの煉瓦造

第一級の産業遺産である浦賀ドック。「中島三郎助まつり」はその活用の場にふさわしいイベントだと思っていただけに、ちょっとショックでした。以前は「ドックを活用しよう!」という意気込みが感じられたものですが、そのムードもどこへやら。

安全確保、維持管理の費用などなど、様々な事情があるのだとは思いますが、浦賀ドックの今後の行く末が気になります。極めて身勝手な希望としましては、横浜の石積ドックなどと同様に重要文化財の指定を受けて保護が担保され、幅広く活用されるようになることを願います。


posted by きむら at 20:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行

2015年01月18日

重要有形民俗文化財・重要無形民俗文化財の新指定


これからは毎週日曜日に記事を書くことにしましょうかね。今回は民俗文化財の新指定について。

1月16日に文化審議会の答申があり、新たに2件の「重要有形民俗文化財」および4件の「重要無形民俗文化財」の指定、4件の「登録有形民俗文化財」の登録、8件の「記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財」の選択が発表されました(報道発表資料はこちら[pdf注意])。

その中でも「長良川の鵜飼漁の技術」と「那智の扇祭」は、これまで未指定だったのが不思議なくらいに著名かつ歴史のある民俗文化財ですね。

長良川の鵜飼については既に「長良川鵜飼用具」が重要有形民俗文化財に指定されていますが、今回その技術が重要無形民俗文化財に指定され、有形無形ともに伝統鵜飼漁の保護措置が整ったという感じです。

「那智の扇祭」は熊野三山のひとつである那智大社の例大祭。かの有名な「那智の火祭り」は、「那智の扇祭」の一幕。

ところで文化審議会のスケジュールですが、去年と同じならば以下のような感じです。基本的に第三金曜日なんですよね。

【1月16日】
重要有形民俗文化財・重要無形民俗文化財の指定

【3月20日】
国宝・重要文化財の指定(美術工芸品)の指定
登録有形文化財(建造物)の登録

【5月15日】
国宝・重要文化財(建造物)の指定
重要伝統的建造物群保存地区の選定

【6月19日】
史跡・名勝・天然記念物の指定
重要文化的景観の選定

【7月17日】
重要無形文化財の指定及び保持者の認定
選定保存技術の選定及び保持者等の認定
登録有形文化財(建造物)の登録

【10月16日】
国宝・重要文化財(建造物)の指定
重要伝統的建造物群保存地区の選定

【11月20日】
史跡・名勝・天然記念物の指定
重要文化的景観の選定
登録有形文化財(建造物)の登録

【12月18日】
登録美術品の登録

今年もどんな文化財が指定・選定を受けるのか、注目していきたいと思います。


posted by きむら at 13:34 | Comment(0) | TrackBack(0) | 文化財

2015年01月13日

2015年の旅行計画


明けましておめでとうございます……とは、書いてはいけないのだろうか。当家はどうやら喪中のようで、まぁ、私は誰が亡くなったのか把握していないのだけれども、とりあえず家族は誰も年賀状を書いておりません。

とまぁ、長らく放置してきたこのブログ。今年こそは有効活用したいと思い立ち、新年一発目の記事として、今年の旅行計画を記しておこうかと。

【3月下旬:青春18切符で小旅行】

できれば愛知県、滋賀県あたりに行きたいかと。優先度低め。

【5月:長崎の教会めぐり+α】

去年の9月から10月にかけて行った九州旅行において、幣サイトの空白地帯であった九州を一通り埋めることができました。ただ長崎県だけは見どころがあまりに多すぎるため、限られた時間と予算では回り切ることが不可能と判断し、島原半島を周るだけに留めておりました。

長崎市には国宝である大浦天主堂をはじめ文化財が数多く、また長崎県を中心とする周辺地域には明治時代から昭和初期にかけての教会建築が数多く残されています。それらの教会建築や関連史跡は今月末に「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」としてUNESCOの世界遺産に推薦され、来年の世界遺産審議会で世界遺産リストへの記載の可否が決定される予定です。

世界遺産の推薦に向けた保護担保措置の一環として、それらの教会建築を含む地域が続々と重要文化的景観に選定されました。重要文化的景観を扱っている幣サイトとしては是が非でも取材にいかねばなりません。

ただし、それらは長崎市や平戸市など比較的アクセスが容易な場所のみならず、五島列島などの島々に広く分布しており、じっくり腰を据えて挑まなければと思った次第。……というワケで、ゴールデンウィーク明けに長崎へ行くつもりです。

ついでに、今年の世界遺産審議会で審議される「明治日本の産業革命遺産 九州・山口と関連地域」の構成資産で去年見に行けなかったところを周ろうかと(個人的に、「明治日本の〜」が「記載」となる可能性は「長崎の教会群〜」より低いと思っているのですが、端島(軍艦島)や三池炭鉱など、興味ある史跡が多いので)。

【9月〜10月:東北〜道南の文化財巡り】

まだ周れていない東北の町並みや文化的景観を取材に行こうと思っています。あと平泉も、2006年に行ったきり写真が古いままなので、再訪したいかと。

現在世界遺産リストへの記載を目指している「北海道・北東北の縄文遺跡群」の構成要素も見に、道南まで足を伸ばしたいところ。ニッカウヰスキーの余市蒸留所や、ネーミングが個人的に物凄く気になっているフゴッペ洞窟とかにも行きたいですな。

去年の中部旅行で十分時間を取れなかった佐渡島にも寄りたいので、まずは新潟、蛇行しながら北上して北海道に渡り、苫小牧からフェリーで帰ってくるって感じでしょうかね。

これらの他、山陰、四国、近畿とまだまだ行くべき場所が盛り沢山。少しずつ、塗り潰して行こうと思います。

posted by きむら at 13:03 | Comment(4) | TrackBack(0) | 旅行